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今日は4月20日。宇宙から金環日食のエネルギーが届いている(?)せいか、全国的には暑い感じだったみたい。うちの方はそうでもなかったんですけど。過ごしやすい一日でした。気温差もあるみたいなので、皆さま体調管理にお気をつけ下さいね。
それで唐突なんですけど、下の動画は1960年代にアメリカが計画していた軌道上への輸送用ロケットの再現CGです。
これはロンバス(Rombus)という名前のロケットだそうです。
何でこんな動画を持ってきたかというと、下のような議論が起きているから。
私は、AIの開発を止めるのには反対です。未来が来るのが遅くなるから。
ご存知だと思いますけど、アメリカはアポロ計画や様々な宇宙開発計画を予算不足で中止してきました。
でも、もし順調に宇宙開発してたら?
「2001年宇宙の旅」という映画がありますよね(下の動画はオープニングシーンです)。
1960年代ごろの人たちは、2001年には宇宙旅行が実現しているだろうと考えていたみたい。でも、そうはなりませんでした。代わりにアメリカがやったのは戦争でした。
そして軍事費にお金が掛かるという名目で、宇宙開発の予算を削減したんです。ベトナム戦争とか湾岸戦争、イラク戦争。今では歴史的意義も皆目分からないような戦争に、たくさんのお金を使いました。
日本も無関係ではないのです。
だからといって、私はアメリカとか日本政府を批判するつもりはありません。もっと他の問題だと思うから。
「リッチスタン」という言葉があります。世界に影響力を持つ豊かな人たちが、緩やかに連携して、一つの国のように機能しているらしいんですね。それがリッチスタンです。
現実に、世界中の富は、ほんの一握りの人たちに握られています。
そして、政治的影響力には階層性があって、平等ではないことも知られています。お金持ちは政策や企業の方針に強い影響力を持っていることが研究で明らかにされています(アメリカの所得格差と国民意識)。
ですから、様々な政策や技術の発展まで含めて、スーパーリッチな人たちや影響力の大きな人たちによって左右されているのは、普通に考えれば自明のことなんですね。
それは今だけじゃなくて、歴史的にずっとそうです。古代ローマとか、徳川幕府とか、洋の東西を問わず、ぜーんぶ同じです。
そして、今までの世界は、変な序列を作ったり、不平等な環境にしたうえで、無理に人を競争させたり戦争させたりして、人々に大きな苦労をさせ、そうやって人間を苦労の中に閉じ込めてきました。
たぶんですけど、上の人たちは何もしないで、苦労している人たちを上から眺め、楽しむという、そういう世界を作って来たんですね。だから、下の人たちが少し元気になってくると、世界不況にしたり、技術を遅らせたり、戦争させたりして、自分達以外の人が自由にならないようにしてきたのかも知れません(分かりませんけど)。
そういうふうに私は感じます。
でも、このブログでずっと書いてるんですけど、そんなこといつまでしていても、富裕な人々の生活は向上しませんよ(壁をとり払って進む - Arahabaki’s diary)。全体のレベルが低くなって、富裕層も含めて生活の質が下がっていくだけですから。
ですから、もうそういう発展しない世界はやめましょう。もし今、AIの開発を止めたら、一握りの人たちだけがAIの力を独占して多くの人たちより優位に立つ世界が作られてしまうでしょう。
そうではなく、技術の力でみんなが自由になって、好きなことをするんです。皆が幸せにならないと、上の人たちだって本当の幸せにはならない。貧乏な人が苦しんだり、戦争で人が死んだりしているのを眺めていたりするのが、本当に面白いんでしょうか?
みんな好きでやってるのなら良いけど、嫌々やりたくない事をして一生を生きる世界は、もう完全に終わりにします。
アシモも人形みたいに飾ってないで、早く実用化しましょう。技術をもっと発展させ、誰も望まない苦労をしないですむ世界を急いで作りましょう。
下の動画はイロハの宇宙部さんの最近の動画です。仰って下さっていることが今の私に参考になったので、皆さまにもご紹介させて頂きます。